【任意整理】のメリット・デメリットは?その後の生活はどうなる?

   2018/01/22

任意整理について正しく理解しよう

法的に借金を減額するための手続きのこと

任意整理とは、裁判所を通さずに、弁護士や司法書士が貸金業者(お金の貸し手)と交渉し、必要最低限の返済に済ませる手続きです。法律的にも求められた借金の減額手続きとなります。

債務整理といわれる手続きの一種

任意整理は、債務整理と言われる法的な手続きのひとつとなります。債務整理は全部で3つあり、任意整理の他にも、「民事再生」「自己破産」というものがあります。

任意整理の良いところは、複数借入先が合ったとすれば、どこの借入先の借金額を減額するか選択することができます。「任意整理」なので、任意で借入先を選択できますよといったことです。

自己破産や民事再生では,一部の債権者を除くことができず、債権者全員が対象となります。ですので、もし勤務先から借入がある場合は勤務先にも知られてしまうことになります。任意整理の場合には、そういったこともありませんので、借金を減らせばなんとか返済できるといった方に向いていると言えます。

取り立てをすぐにストップすることができる

弁護士などの専門家に依頼し、受任といった段階で、すぐに借金の返済が一旦ストップすることになります。弁護士などが、借り手に代わって借入先(貸し手)と交渉をしてくれるため、そこで和解案が出されるまでは返済をしなくてもいいことになります。ですので、とにかくもう支払うのが限界であるといった精神的に参っているときにも効果的でしょう。

任意整理の効果は?

その人がどのぐらいの借金を抱えていて、どんな条件でどのぐらいの期間返済をしてきたのかにもよって異なります。まず、任意整理の大きな特徴として、借金の「利息分」についてはほぼ全てカットされます。つまり、既に支払った利息があれば、借金のトータル金額から減額されます。

例えば、高金利の借金を何十年も払い続けてきており、ほぼ利息分しか返済できていなかったという方であれば、借金がほぼゼロになるといったことも十分に有り得ます。むしろその場合には、過払い金として還付を受けることも可能です。このことを踏まえると、最低でも20%、最高で100%の減額率となるでしょう。

 

過払い金の請求、任意整理、民事再生、自己破産どれが適切なの?といった方や、すぐに借金を減らしたいという方は、「街角法律相談所」というサイトが便利。

 

任意整理の体験談

弁護士のサイトなどを見ていると、どのような方がどれぐらいの借金を減らしたのかという体験談が載っていましたのでご紹介したいと思います。

ケース1

【相談前】
借金額:200万円
毎月の返済額:5万円
金利:15~18%

【相談後】
借金額:120万円
毎月の返済額:5万円
金利:0%

 

ケース2

【相談前】
借金額:280万円
毎月の返済額:12万円
金利:13~15%

【相談後】
借金額:180万円
毎月の返済額:4万円
金利:0%

上述したとおり、減額幅には個人差があり、全ての方が同様の結果になるとは限りません。

任意整理をしたらブラックリストに載る?信用情報はどうなる?

任意整理に限らず、債務整理を行うと国内の信用情報機関にその情報が登録され、記録が5~10年ほど残ります。いわゆるブラックリストというものですね。任意整理の場合には、記録が5年程度残ります。では、このブラックリストに載るとどのような不都合が生じるのでしょうか。

任意整理中の借り入れは数年間できない

登録されている期間は、金融機関での借り入れができません。当然といえば当然ですよね。借金をチャラにしておきながら新しい借り入れはできないです。

任意整理中にはクレジットカードを新規発行できない

クレジットカード会社も、信用情報機関を参照しているので、登録されている期間はクレジットカードの新規発行が出来ないです。また、新規発行だけでなく、更新期限を迎えた後、新たに更新をすること出来ないでしょう。

携帯電話は引続き保有できる

携帯電話についても保有が可能です。しかし、端末代金を分割払いにするなどはできなくなる可能性があります。分割払い=ローンですので、借り入れと同じような考えです。

住宅は処分しなくても良い

実家であっても持ち家であっても、任意整理の場合には対象になりません。というよりも、任意整理では住宅ローンの返済額を減額する手続きはできないことから、原則、住宅関係に話が及ぶことありません。

任意整理の手続きの流れ

一般的である弁護士へ依頼した場合の流れを説明すると、ざっと以下の通りになります。

弁護士に相談後、正式に依頼が決定

弁護士から債権者(お金の貸し手)へ、受任通知の発送
(借り手であるAさんは、債務整理をするので支払いを止めますといった旨です)
※この瞬間から、借り手の方は借金の支払いをしなくてもいいようになります。

弁護士による情報収集
(弁護士が、各金融会社へヒアリング等し、借り手の方の借入情報を収集します)

収集した情報をもとに、弁護士により和解案を作成

借り手が和解案に納得し、問題がなければ、金融機関へ交渉開始

和解案の締結、および手続きの終了

以上が任意整理の手続きの一連の流れになります。ほとんどの処理を弁護士が進めてくれるので、借り手の人はかなり楽でしょう。弁護士が受任してからだいたい3~6ヶ月ぐらいはかかります。ただし、その間は借金の返済をしなくてもいいため、人生をリスタートする時間にも充てられますね。

任意整理をするなら弁護士に依頼するのが賢明

任意整理の手続きは、個人でも行えなくはないです。しかし、手続きの一連の流れを見てもお分かりかもしれないですが、これを個人でやろうとすると、かなり時間がかかる上、貸し手の金融機関との交渉もしなくてはいけません。やはり、経験豊富な弁護士に依頼するのが最も安心でしょう。

 

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気になる任意整理の費用は?

・弁護士への相談料
→弁護士事務所によって異なりますが、1時間5,000円ぐらいが一般的でしょう。

・着手金(2万円×貸し手の数)
→交渉する金融機関が多ければ多いほど、手数料として金額も増えるということになります。

・弁護士への報酬
→20~40万円ぐらいが一般的であると思われます。

上記を踏まえると、総額30~50万円くらいは見込んでおいたほうがいいでしょう。また、支払い方法については分割払いができるところも多いですので、事前に確認しておくことをお勧めします。

任意整理のメリット・デメリットのまとめ

メリット

・借金が大幅に減額される(20~100%程度)
・減額してもらいたい金融機関(貸し手)を選べる
・官報に載らない(周りに知られることがほぼゼロ)
・住宅などの財産を処分する必要がない
などがあるでしょう。これまで利息部分を払い続けてきて、元本がほとんど減っていないといった方は、逆に還付がある可能性もありますので、そういった方は還付を受けられないか確認した方がいいでしょうね。

デメリット

・ブラックリストに載ることで借り入れやクレジットカードが一定期間出来ない
・借金額の減額をしても、残りの借金を返済する必要はある
当たり前といえば当たり前ですね。

最後に

ご紹介してきたとおり、任意整理をしても、これまで通り仕事も続けられ、マイホームなども維持したまま生活することが可能ですブラックリストに登録されてしまうことはどうしても避けられませんが、一定の期間は金融機関での借り入れ等が出来なくなるのは仕方ないでしょう。裏を返せば、債務整理をすることで借金をほとんど帳消しにすることができます。良薬であると捉え、新たな人生をリスタートできることを願っています。

 

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